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原中会長は、景気の悪化による税収減に触れた上で、「その中でも、10年ぶりに医療費を上げていただいたことは、決して十分な額ではないが大変ありがたい」と述べた。
また、医療崩壊を食い止めるには、▽医師数の増加▽医療機関がまともな医療ができること▽医療費、介護費の増額―が必要との考えを強調。さらに、「医療、介護が決して利益の目的のために利用されてはならないという強い決意を持っている」とも述べた。
来賓としてあいさつした鳩山由紀夫首相は、「命を守る政治には与党も野党もない」とし、「原中会長をはじめ、医師会の先生方と一緒に勉強させていただき、新しい医療のあり方を真剣に必死に学び、それを実施してまいりたい」と述べた。
また、日医の政治団体である日本医師連盟が、夏の参院選比例代表に民主党からの出馬を表明している医療法人社団永生会の安藤高朗理事長の推薦を決定したことについて、「難しい環境の中で推薦していただいたことに感謝を申し上げたい」と述べた。
自民党の谷垣禎一総裁は、「去年の8月の選挙で医師の議員が随分少なくなった。どうしても今度の参院選挙でもっと増やしたいと思っている」と述べ、日医連が自民党の西島英利参院議員の「支援」を決定したことに対し「心から御礼を申し上げる」と述べた。
長妻昭厚生労働相は、新型インフルエンザ対策に触れ、「先進国の中でも日本は死亡率が低く抑えられた。皆様方の大変なご尽力があった」と謝意を表明。
また、現在検討している「少子高齢社会の日本モデル」の中心にあるのは医療との認識を示した上で、「何としても政権の安定、そして政策の実現に全力で取り組んでいく」と述べた。
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